７月２日

引越しの見積もりの巻き

島への引越しは、いったいどうしたら良いのか？いくらかかるのか？
ぴっぐと旦那にとって、今回の移住計画の最大の心配事のひとつでした。
以前メーリングリストで親切な皆さんに教えていただいていた金額はあったのですが、果たして本当にその程度の額で済むのかどうか、実際に業者と話してみるまでは、心配で心配で仕方ないというのが正直なところでした。

いよいよ今日、大手引越し屋３社が、我が家に引越しの見積もりを立てにやってきました。

１社目の「８８８」で有名な引越し会社の社員さんは若いお兄さん。「私も正直いって離島は初めてでして。。」と何度も何度も繰り返します。荷物を一通りチェックすると、電話でなにやら本社と熱心に打ち合わせを始めましたが、時間がたつにつれて顔色が変わっていきます。「都内の引越しであれば、まあ５〜６万から１０万前後が相場なのですが。。。。本当に申し訳ありません。当社で試算すると…。」そのうち冷や汗が額ににじみます。しまいには「OO引越し会社さんは、こうで、XXさんはこう。どうせ頼むなら＊＊さんあたりが。。。」などと、親切心のつもりなのかどうなのか、他社の紹介までしてくださいます。それもそのはず、出された金額は都内の引越しの相場の５〜６倍の額。自分で試算した金額に、自ら恐れをなしたのか、お兄さんはそそくさと鞄をまとめて帰っていきました。恐るべし沖永良部。。。。

２社目は大手というより中堅どころの会社。じつは電話での問い合わせの際に、「大体の金額を教えてほしい」とお願いして、教えてくれた唯一の会社でもありました。電話で聞いていた金額は、ぴっぐの予算を十分にクリアするもの。密かにぴっぐが一番期待をしていたのもこの会社でした。やってきたのは若いが経験豊富で自信がたっぷりといった感じのセールスマン。ところがよりにもよって来たはじから、「他社さんにも頼まれたんですか？うちは大手さんと比べたら高くなりますよ。」あれ？。。。電卓をはじき、出てきた金額は、電話での問い合わせの倍以上の額。こちらの話もろくろく聞かず、会社の説明もほとんど無く、これまた早々に帰っていきました。

３社目はCMで最も有名な「まだまだ勉強」の引越し屋さん。こちらも言うことは似たり寄ったりで、出された金額も、１社目よりも若干高め。ただし、ここのセールスマンが違った点は、「大島海運さんという会社に聞かれてみては。当社は大島海運さんの発着するフェリー埠頭までのお運びでしたらお力になれるかもしれません。それであれば、現在の金額よりかなりお安くすむはずです。」という、現実的な代替案の提示があった点。最後に「ただいま当社では、ＯＯい〜、やすい〜しごときっちり♪のキャンペーンで、お見積もりを出させていただいたすべてのお客様に、契約の有無に関わらずお米をプレゼントさせていただいております」と、鞄からこしひかりが１袋登場。お米をもらえたうれしさも去ることながら、あのテレビＣＭと同じイントネーションでキャンペーンの説明が聞けたのが一番の収穫ですね。セールスマンの方が帰られるや否や、旦那と二人で大声で笑ってしまいました。（おいおい、笑ってる場合なのか？？？？）

３社目の会社が「大島海運」といっていたのは、おそらく「大島運輸」のことだと思います。
うっかりしていました。考えてみれば、メーリングリストで情報をくださった方も、まず大島運輸に相談をして、そこから業者を紹介してもらったと書かれていたことをすっかり忘れていました。
早速大島運輸に電話をして、紹介された業者さんに出していただいた見積もりは、予算を十分にクリアするもの。引越し屋さんと違い、ダンボール箱のサービスなどはありませんが、永良部への引越しは、どんな引越し屋さんよりも頼りになるのが大島運輸なんだ！！っというのがぴっぐの感想。ちなみに、船便は、もう１社、マリックスラインもありますが、こちらは鹿児島からの便のみで、東京からの船は無いとのことでした。港まではトラックで荷物を運び、港でコンテナに積み替え。コンテナのサイズは２．８ｍＸ２．３ｍＸ２．２ｍ。コンテナは定期フェリーに載せられて、沖永良部島へ。万一引き取りの日程の都合で和泊港でコンテナを預かってもらう場合には、１日につき１０００円程度の預かり料が発生するとのこと。
業者さんの丁寧な説明のおかげで、やっと引越しの先が見えてきた気がして、ほっと一安心のぴっぐでありました。

引越し業者もなんとか決まり、これからコンテナサイズにあわせて、荷物のシェイプアップ作業が始まります…。