大城小学校前景:左からガジュマル・正門・校舎、手前は校庭

本校の概要

自然環境

和泊町は,鹿児島の南南西546kmの洋上に浮かぶ沖永良部島の東北部に位置し,年平均気温22度,亜熱帯の花々が咲き乱れる人情豊かな町である。

豊かで心やすらぐ花のまち」を提唱する本町は,「人づくり,土づくり,健康づくり,花づくり」の町民四大運動を合言葉に南海の楽園をめざして住みよいまちづくりに取り組んでいる。

本校区は,本町のほぼ中央部を占め,面積580ha,根折,玉城,大城,皆川,古里の5字からなる農村地帯である。

学校は,和泊町の玄関口である和泊港から西へ約4km,沖永良部のほぼ中央部にあり,東経126度37分,北緯27度23分,標高80mの高台に位置している。高台の平地は大部分が畑作であるが,緑も多く,自然豊かな土地である。

児童数の推移

平成5年度までは微増を続けていたが,近年の出生率が児童数の減少傾向に拍車をかけて いる。平成5年度のピーク時には児童数97人であったが,最近は次表のようになっている。 今後は,複式学級の編制も予想される。

児童数の推移

保護者の教育的関心

保護者の教育に対する関心は高く,学校に協力的で,PTA活動,子ども会育成活動などに対しては積極的で参加率も高い。また,平成10年度に創立100周年記念事業を終え,新たな歴史の創造に向かって創立当初からの校訓『負けじ魂』を引き継ぐ校区民の愛校心には目を見張るものがある。

文化的環境

公民館(研修館)は,各字とも近代的建築に整備され,集会をはじめ,社会教育講座も多 く催されており,敬老会,運動会,老人クラブなど利用度も高く,心のふれあいの場となっ ている。また,学校に隣接している町立子ども園は,平成17年度から保育所と幼稚園を一 元化したことで教育的環境が充実し,小学校との連携も一層図られるようになった。

校区の産業・経済

校区民(4/1現在,人口1032人,世帯数446戸)の殆どが自作農で,農家一戸当たりの平均耕地面 積は,2haである。サトウキビ作,ユリ栽培を中心にソリダゴ,グラジオラス,キク等の花 卉栽培,野菜,ジャガイモ等の園芸作物栽培も盛んに行われ,経済的に安定している。